TVタックル 1月25日
小沢政治資金疑惑と民主党の対応について
【VTR】
自民党参院幹事長 谷川秀善
「もう呆れてますよ。ようこんな人たちを国民が選んだなと思います。
国民自身がよく反省してもらわないかんなと思いますよ」
番組では誰もこの発言に触れなかったので言わせてもらう。
「国民自身がよく反省してもらわないかんなと思いますよ」
なんだコレ?
ただ一過性の嵐が過ぎ去るのを待っているだけ。危機感を感じさせない自民党を見ていて、結局、どんなに惨敗しようとも残っている連中は選挙で通った者たちだから自民党に反省を求めるなんて無理なのかも知れない。
次に政権を取ってもまた同じことを繰り返すのだろう。
と漠然と思っていた。
しかし、このオッサンは、自らの反省どころか、
選挙で民主党を選んだ国民に「反省しろ」と言っている。
ゼッタイアタマオカシイ。
民主党を選んだ有権者の責任
勿論、有権者は、選んだ政治家・政党の政策や結果について必然的に責任を負っている。
しかし、前回の選挙についていうなら、アンチ自民、つまり、有権者が自民党にアンチテーゼを投げかけたことによって「自民党が負けた」選挙であり、民主党が政権を取ったのは「自民党のせい」である。
民主党を選んだ有権者の責任の前に、自民党の責任があり、自民党を選んできた有権者の責任があるのだ。
たとえ、小沢鳩山の政治資金問題があろうと、外国人参政権問題があろうと、この有権者の決断は絶対に間違っていない。
そうでなければ、どんなハレンチな政治をされようが永遠に自民党に勝たせ続けるということになり、民主政治の停滞、腐敗を容認することになってしまう。
今は民主党の毒を取り除くことが必要なのであって、
選挙に遡って有権者の行動が間違っていたなんていうのは、いかに参院選挙に向けたものであったとしても、許されざるナンセンスだ。