JAL再建 TV番組でお勉強

やじうまプラス 9月25日

今年6月、日本政策投資銀行と銀行団から1000億円の融資を受ける。
4~6月期の連結最終赤字990億円
今年度末には債務超過の可能性。

なぜ、危機的状況に追い込まれたのか?

不採算路線
国内外50路線の廃止、減便を検討

JAL特有の親方日の丸体質
もともとJALは国有企業としてスタートしている。
会社の体質が役所的。
年度の最初に決めた経営計画をなかなか現場修正しないと
やっぱり何とか国がしてくれるという、これが甘さになってきてしまう。

JALが国交省に提出した再建策の素案
国内外 50路線の廃止、減便
6800人規模の人員削減

銀行団は実現性が不透明として追加融資に難色。
再建策提出起源は今月末。

■問題点
不採算路線
人件費が高い
企業年金

■再建案
○国内外 50路線の廃止、減便
○6800人規模の人員削減
○年金給付額を減額

小宮一慶(経営コンサルタント)
「動きが遅い。
ライバルのANAは数年前にホテルを全部売っちゃって、航空機事業に集中している。」

50路線の廃止、減便
公共性が高い、簡単にできるのか?

不要な路線、不要な空港が沢山出てきている。
それを切っていかないことには再建できない。

自民党の再建と同じで、マーケット見て、人々の需要を見ながら、
求めるものを求めるかたちで提供できるのかと。

新旧分離案
優良資産、不良資産を分ける。

経営責任を誰もとってない。
株主、銀行にも責任がある。
JALの経営陣にも。公的資金の前にやることがある。
資金が回らないなら、法的整理という選択肢も考えるべき。

■JALを巡る主な動き
2002年10月 日本エアシステムと経営統合
2003年 9月 700億円の緊急融資
2006年 7月 1400億円規模の公募増資
2008年 2月 1500億円規模の増資
2009年 6月 1000億円の緊急融資(5~8割の政府保証つき←税金)
      9月 公的資金の申請方針を表明

全日空などは自立してやっている。
景気の低迷、インフルエンザなどは理由にならない。

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