支持率急降下の【風を読む】。失礼ですがちょっと違うと思います。

【風を読む】論説副委員長・高畑昭男 予想できた支持率急降下

8カ月で50ポイントも失った政権は過去に例がなく、ワースト記録だそうだ。そのすさまじさには驚くが、普天間移設や政治とカネの問題などでの民主党と鳩山政権の迷走と不誠実な対応ぶりをみれば、当然としかいいようがない。

 (中略)

鳩山氏らの政策や言動を冷静に観察すれば、こうなることは昨年の総選挙前にかなり予想できたはずだった。

 それなのに、「民主党にやらせてみたい」という甘い期待に踊った人々が多かった。それが日本の不幸の始まりだったのではないか。

 問題は政治の失速が与党だけでなく、国民全体の利益を日々道づれにしつつあることだ。外交・安全保障はもちろん、景気、財政、環境などの面でも日本が世界からどんどん取り残されていくように見える。

 民主党に肩入れし、平衡感覚を欠くようにみえた一部メディアや学識者らも含めて、やっと現実を直視する必要に目覚めたのかもしれない。

支持率が急降下するのは当然だ。
元々この政権は、自民党に対する政治不信から生まれ、スタートしていることを考えれば、やはり致命的なのは「政治とカネ」であると思う。

いくら取り繕ったって根っこが腐ってるんだから無駄なのに、やってることは誤魔化しだけ。政治家とはなんでこんなにバカなのか?

民主党内から声が上がらないのも腹立たしいし、この政党もこのままではダメだと思う。民主党に対する評価に異論はない。

しかし、記事中盤以降は同意できないな。

これがネット上の匿名掲示板の書き込みならわかるがメジャーなメディアの「論説副委員長」の肩書きつき人物の論とはびっくりだ。

確かに民主の支持率低下はそのまま政治力を物語っているかもしれない。

しかし、それを以って、選挙時の有権者の判断をどうこう言うのは違うだろう。

数十年自民党の覇権が続いたのも、元来日本人が保守的だからで、
未知の希望に賭けるより、多少の不自由があっても今のままで、と考えてきたからに他ならず、日本の有権者は軽い気持ちで「民主党にやらせてみたい」なんて考えない。

実績もなく、選挙前から政権担当能力がないと言われた民主党を選んだのはなぜか。

「民主党にやらせてみたい」を追及する前に、「民主党にやらせてみたい」という状況をつくった自民党があることを忘れている。

それがおかしいというなら、あの選挙で有権者はどうすべきだったのか?

「平衡感覚を欠くようにみえた一部メディア」とあるが、政権政党がメディアの主たる報道対象になるのは自民に限らず常のこと。

根拠もあれば、嘘をついて民意を誘導しているわけでもない。

民主政権に国益を損なう点が多くあることが事実でも、選挙時に遡るなら、責任は自民党政治にあることは明白だ。

政権交代が必要だと感じた有権者の行動は間違っていないし、あのまま自民党を勝たせる有権者が大勢を占めるなら、それこそこの国にとって憂慮すべきことだ。

そんな民衆にとっては、坂本龍馬なんぞ、ドラマで胸を躍らせる歴史上のヒーローではなくなるかもしれないな。

「外国人参政権」について、他人から見れば神経質なくらい反対している保守的な俺がこんなことを書くのは、「何が何でも自民」でも、「何が何でも民主」でもないからだ。

どんな時勢においても自民党しか支持しない、あるいは、民主党しか支持しない。
こういう特殊な立場で固定された者の支持思想がスタンダードになるべきではない。

一般大衆は常に動くのだし、動くからこそ正解も選べるのだ。

おっかなびっくりでようやく政権交代を成し遂げた有権者が、また自民一本やりに戻るなら、この政権交代はなんの意味もないどころか有害でさえあると思う。

消極的な反省を促すのではなく、
あくまで政治にけじめをつけさせる「強い主役」であるべきが有権者である。

政権交代が第一義であった選挙だが、政治の中身で結果が裏目に出たというなら、次の選挙で民主党を叩き潰せば、有権者は政治の主役であり続けるだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする