医系技官 TVタックル10.26

ワクチンはなぜ遅れたのか?

上昌広:
「”医系技官”という厚労省で働く、医師免許を持つキャリア官僚の責任と考えています。大学の医学部を卒業して数年間の臨床研修後、霞ヶ関に入省する。いわばペーパードライバーみたいなもの。彼らが医師として専門家であるとして医療行政を一手に担ってきた。」

厚労省を中心に働く医系技官は250人
・臨床経験は5年未満
・医療機関への補助金を決定
・国民医療費(年間約34兆円)に対する権限を持つ。
・新薬などの許認可権・流通量や価格の決定権を持っている。

許認可・価格、流通量などで便宜を図る見返りとして、薬品メーカー側から天下りポストなどの利権が提供されることもあるといわれている。

医療機関に影響力を持つポストはこれまで医系技官が独占してきた。

上:
「日進月歩の医療において、10年20年も現場を離れた人が医療をわかっているはずがない。こういう方々が大きな予算を仕切っている」

今年度中に約7700万人分のワクチンを確保。うち5000万人分は海外から輸入。
一刻も早い確保が望まれるが、国産ワクチンはといえば、決して大規模とはいえない4つのメーカーのみ製造。ワクチンの許認可などに影響力を持つ医系技官の思惑が反映しているのか?

厚生省時代、医系技官と製薬会社の癒着構造が社会問題になった。
厚生省の天下り先である製薬会社の非加熱製剤を容認し続けたことで被害が拡大した薬害エイズ事件。

医系技官である生物製剤課長が逮捕・起訴された。

現在は断ち切られているのか?

大竹まこと:
「小さなメーカーを守るために頼んだことで、今ワクチンが足りなくなっている現実があると考えていいんですか?」

厚労省の現役キャリア官僚 木村盛世:
「これだけ弱小4社ということですと最初から足りなくなることはわかっているわけですね。でも他のものはどうかというとタミフルなんて薬は全世界の75%のシェアを日本が持っているわけですね。にもかかわらず、他の新薬、抗がん剤とか欧米に比べて大体10年のドラッグラグがあるといわれている。

ー結局、新しい薬がすぐ使えない。認可しないんです。タミフルだけを7割のシェアを持って輸入すること、他の新薬を入れないということが、やっぱり何か自分達の利益にかかわってくるからやるんじゃないでしょうかね。」

勝谷誠彦:
「何ができるんですか?」

木村:
「まぁ、天下り。」

大竹:
「C型肝炎にしても薬害エイズにしても、そのときに処置しとけばぜんぜん済むわけじゃない。それをやらずにさ。どういう神経してんのかわかんない。」

勝谷:
「未必の故意として刑務所に入ってもらわなきゃならないようなことやってるんですよ。」

木村:
「私は彼らが自分の首じゃなく国民1億人の首をかけながら仕事しているわけですよ。」
勝谷
「厚労省だけじゃなく、巨大な事業で間違えてしまった責任ある人間はやっぱり名前を出すべきだと思いますよね。」

木村:
「私ね、民主党にはぜひやっていただきたいことがあります。一つは使えない幹部はきちんと削ることです(スタジオ拍手)。その上で若いドクターたちには週いっぺんでもいいですから必ず外来をすべきです。やっぱり現場を知らなければ医師ではないんですよ。私がいたアメリカでも少なくとも一週間に一度はどんな政府の高官であってもメディカルオフィサーという方が必ず外来に行ってレントゲン写真を読んで、処方すると言うことをしていた。それがアップトゥデートの医学界で霞ヶ関の中でネットサーチだけしててわかる訳ないじゃないですか。」

勝谷
「公務員の身分ていうのは厳重に守られているんです。なぜ守られているのかといったら木村さんのような勇気のある人が上の力でクビにならないための法律なんです。ダメな奴を守るためにあるんじゃないんです(スタジオ拍手)。長妻さんは人事権あるんだから木村さんみたいな人を呼び戻してくださいよ。」

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