ハイルブロンの怪人

数十の事件に関与したとされ、恐れられた連続殺人鬼「ハイルブロンの怪人」の意外な結末。

フランスやオーストリアの事件にも同じDNAが採取されたことから、関与していると思われていた。

情報を踏まえ、ドイツの警察が描いたプロファイリングによる犯人像は、

麻薬取引きに関与。
東ヨーロッパを又にかける犯罪組織に属し、
数ヶ国語を操る天才女。

しかし、現場に残されたDNAから、この女性が関与したと思われるある事件で、逮捕されたのは少年だった。

採取されたDNAは犯人と無関係だったのである。

鑑定に問題?

この不思議を追い詰めていくと、DNAの持ち主は「綿棒」のメーカーに勤める女性であることが判明。

つまり、DNA鑑定に使用される綿棒に、メーカーの女性の体液が付着していたということらしい。

「ハイルブロンの怪人」は存在しなかった。

メーカーは「綿棒はDNA鑑定用ではない」と言い訳。

警察は「街で買ったわけじゃあるまいし」と呆れる。

新聞は「戦後ドイツ警察の歴史でもっともお粗末」と書きたてた。