タクシードライバー受難

TBS『みのもんたの朝ズバッ!』でタクシーの運転手が密室車内で受ける、暴行、脅迫などの犯罪を、タクシーに備え付けた車内カメラで撮影した映像が流れていた。

運転手のシートを小突く、暴言、規定運賃を払わない、詐欺。
様々な光景が映し出されるが犯人の顔はモザイクで映さない。

この映像は他の番組でも以前見たことがある。
その時も思ったが、犯罪行為の現行映像なら、顔を映してやればいいじゃないか!

気になったのは、この映像のチンピラがこの後どうなったのかだ。
捕まったのか、野放しなのか。

捕まったのなら、当然その説明があるわけだから野放しなのだろう。
だから今日もコイツらは別の場所で横暴を繰り返すのだ。

こういった車内犯罪の被害者のほとんどが被害届を出さないという。
理由が、警察に行って事情聴取されている時間が惜しいから。

ホントカ?

自分が届け出ることによって犯罪がなくなると思えば、たぶん、みんな届け出るはずなんだよ。

結局、あきらめているわけだ。何が彼らを諦めさせるのか?

昔はテレビの中には正義の味方がいた。

刑事が犯人を簡単にピストルで撃つ。

現実にはあり得ないが、これでいいのだ。
悪党は最終的に必ずやられる。

最近のテレビを見ていると、まったく逆。悪党がノサバッテいる話ばかり。
目には見えなくとも、きっとこの国の活力だとか風潮だとかに悪影響を与えているだろう。

組織の性格がそのトップの性質を反映したものであるように、社会の風潮は、やはり政治の責任であると思う。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする