虐殺6万人
不正蓄財1400億円
20世紀最悪の女独裁者
ルーマニア大統領、ニコラエ・チャウシェスク
夫人・副大統領、エレナ・チャウシェスク
フジテレビが何故これを放送したのか、なんとなくメッセージ性を感じたが気のせいか。
最終的に銃殺刑にされた独裁者の死体まで見せた。
最近では珍しくないかい?
政権を追われても、政権についても反省のない日本の政治家。
「(外国人と)約束しちゃったから・・・」なんてふざけた理由で
国家存亡にかかわる政策を国民的議論のないままに押し進めようとする売国奴小沢一郎が重なって見えた。
結論を初めに言っちゃった・・・。
池上彰
「社会主義の場合、一部のエリートが国民を指導するという体制になっていたんですよね。そのトップにチャウシェスクのような権力欲のあるような人間が立ちますと肉親を要職に就けたりする。それを誰も批判できない形で暴走してしまう」
チャウシェスク夫妻の独裁国家ルーマニアは1980年代、貿易赤字が2兆円を突破!
経済破綻⇒耐乏政策
輸入を抑え、輸出を多くすることで外貨を獲得する。
2兆円の借金を9年で完済するが、そのしわ寄せとして、国内で物資が不足し配給制度に。
停電は当たり前。暖房を制限され、冬は氷点下の寒さに震える。
一方でエレナは贅沢三昧、豪華な衣服や靴などを一年分ストック。
一度身につけたら二度と袖を通さない。
宝石を買いあさり、別荘を建てまくった。
「国民の館」
多くの教会を潰し8万人もの住民を強制退去。
3000室以上、総工費1500億円。
贅沢を指摘されると
エレナ「何を言ってるの!お前たちの家も車もすべて党のもの。
つまり私のものよ。
党に役立つ間だけお前たちにご褒美として預けてるの。忘れないで!」
【党の利益>国民の利益】
強制的人口増加政策
人が増えれば繁栄すると、
女は45歳までに5人子供を産むことを強制され、中絶を認めなかった。
食糧不足
育てきれず捨て子、孤児。
栄養剤がわりに輸血⇒HIV感染
エレナ自身は2人だけ出産。
隠し財産、580億円。
「付き合いたい」
「悪い虫がつかないように」
という息子の希望通り「ルーマニアの妖精」コマネチを監禁。
秘密警察を使って反体制運動を弾圧
1989年12月22日、国民の怒りがついに爆発。
数十万人が広場に集まりチャウシェスクを非難。
鎮圧に出た軍が裏切って民衆についた。
夫妻は逃亡するも3日後逮捕。
公開裁判、即銃殺刑。
一部始終がカメラに収められ全世界に流された。
裁判映像:
「私たちは国民を愛しているわ」
ではなぜ国民から逃げた?
「国民って?」
広場にいた国民さ
「逃げてない」
……
判決:
司法と国民の名において裁判所は満場一致で決議した事をここに宣言する!
ニコラエ・チャウシェスク被告とエレナ被告を銃殺刑に処す。
6万人の大量虐殺
国家権力、国内経済の破綻
不正蓄財1400億円
「私たちに触る権利があるのか?」
「恥知らずが!私が母として育ててきたのに」
縄で縛られる。
最後まで権力者のつもりだったようで。
そして複数の銃声のあとに映し出された死体
1989年12月25日
ルーマニア革命
【背景】
第2次大戦で敗戦⇒ソ連により社会主義体制へ
1989年はゴルバチョフの登場でソ連の東ヨーロッパ支配が終わり
ベルリンの壁崩壊などヨーロッパ全体に波及していく流れが西側からルーマニアのチャウシェスク体制にも圧力となっていった。
危機感を覚えたチャウシェスクが
「私たちはチャウシェスク大統領を支持します」という自演集会を開かせた。
が、そこに集まっている人々が「チャウシェスクを倒せ」と叫び始める。
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