がんの特効薬の前に塗る薬

「卵巣がん「薬がない」 「世界標準」も国内未承認/保険きかず患者は悲鳴」

がんの中でも抗がん剤が比較的効きやすいといわれる卵巣がん。しかし、世界中で使われている薬の多くが日本では承認されておらず、患者は保険治療を受けられなかったり、高額な自己負担を余儀なくされたりしている。

「薬代だけで月に20万円かかり・・・」
「世界中で認められた薬があるのに・・・」
「ドキシルは副作用も少なく、世界80カ国で卵巣がんの治療に使われており、使えないのは日本と北朝鮮くらい。」

ドキシルについては効果や副作用についてもかなりのことがわかっている。

【日本で認可されない理由】
●卵巣がんはほかのがんに比べ抗がん剤がよく効くが、実際の患者に使って効果を確認する治験申請の遅れがある。申請さえ行われないことも。

●国内の卵巣がん患者は約2万2000人と、肺がんや乳がんに比べると少なく、多くの売り上げが期待できないので製薬会社には治験をする利点がない。

●医師主導の治験もあるが、専門医や研究者が少ないうえ、患者が少なく治験のための患者が集まらないなどが実状。

 国の発展の度合いや経済的な根拠ではなく、意識の疎さ(うとさ)からくる「○○後進国」は何に由来するのか。

なぜ、日本なのだろう?

製薬会社が卵巣がんの薬を扱う利が薄いというように、
人も社会も利益によって動く。

正論であっても、利益にならないことはやらない。
だから、高齢化社会に医療費は削減しても道路は造る。

政策の失敗が即、失脚につながるなら、おそらく政治家は今のように世間的に疎くはいられないと思うが。

結局、彼らを疎くさせているのは、許し続ける国民にあるのでは?

患者団体は昨年10月から、薬の早期承認を求める署名活動を実施、厚生労働省への提出をめざし準備を進めている。

何かを動かすのに一々署名活動をしなければならない社会ってなんだ?
目指すは「世界標準」なのに。

当事者意識がなければ動かないということか。

奇しくも政治家の「当事者意識」によって大きく後押しされた「がん対策基本法」は、
民主党の参議院議員、故山本孝史氏が自らの「がん」を告白し、早期成立を訴えたもの。

何百人もの疎い人たちの尻を叩くのには、持続的で、大きなエネルギーを必要とするようだ。

がん対策基本法 – Wikipedia
山本孝史ホームページ